昔は古くない3 浮世絵に見る水の面白さ 110829(月)
| 前記のようにモノクロ写真は実際とは異なったイメージを植えつけてしまうようです。だから「昔は古臭い」イメージだったのですね。 さて絵画の世界はどうでしょうか?昔の絵は古臭いものでしょうか?、滝の絵は時々見てきましたが正直言って感動するような作品に出会ったことはほとんどありません。写真と変わらないパターンが多かったです。それだけ水を描くのは難しいのかもしれません。 しかし浮世絵は別でした。北斎の有名な神奈川県沖浪裏はいつ見ても強烈なインパクトを与えてくれます。水を描いた芸術作品としては最高峰のものでしょう。ところでこれをカメラで撮ったらシャッター速度はどのくらいでしょうか?解説本には1/500とか 1/1000とか書いてあってカメラのない時代にこれだけ短い一瞬を肉眼で捉えたのは奇跡である・・・とか書かれています。 まずは飛沫に注目してみます。大波の内側から外側にかけて大小の白丸がちりばめられています。実際滝を何度か高速で撮ってみるとこのように点になるには1/8000以上の速度が必要なのがわかります。 では1/10000くらいで捉え描いたものなのでしょうか? ここに浮世絵技法の面白さがあります。以下レポへ |

葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏