| 先日TV番組「世界の果てまでイッテQ」でハンターのイモトさんがモンブランに挑戦するストーリーを見入っていました。美しい山々や氷河は感動モノでした。 「深いクレバス、60度の氷壁、低酸素高山病」を克服しながらハイペースでの山行、日テレのスタッフは全員無理と判断され山小屋へ置いていかれたのも頷ける過酷なコースでした。 超一流の山岳ガイドが何人も同行していたとは言え全くの素人であるイモトさんが山頂を踏むとはたいしたものでまさに快挙です。しかし仕事のために登っているいるので「山を楽しむ余裕はない」のを感じられた番組でした。 最近山や滝番組が多く見受けられます、ブームなのでしょうね、ショップへ行くと「山ガールコーナー」が設置されている所さえあります。 こんなブームの火付け役としては映画「劔岳点の記」も大きな影響をあたえていることでしょう。 「イッテQ」にしても「劔岳」にしてもすばらしかったですが、やはりドキュメンタリーと比較するとコンセプトの違いが如実に出てきます。 映画の「人に指示されて」に対してドキュメンタリーでは「自ら楽しんでいる」というすばらしさを感じます。 |
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| 私が敬愛する女性登山家でアルジェリア出身のカトリーヌ デスティヴェルはかつてはヨーロッパのクライミング大会にて賞を総なめにし、難攻不落の絶壁ルートを次々開拓した人です。 しかし当人は人と競り合う事が嫌いな性格で挑戦という世界から一線を引くようになります。そして現在は近しい友人や家族と共に楽しめる登山を日課としているそうです。以前からユーチューブで彼女の活躍は観賞できましたが、つい数日前山を大いに楽しんでいる近況がTV放送されました。それはあまりにもすばらしい内容でした。 彼女の登山は基本的に岩登り、それをまるで近所のスーパーへ買い物に行く感覚で行うのですがその中に山を楽しむ本当の姿があります。ここでは400mの絶壁を女性2人がクラックを利用し登っています。 |
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| 登っているときの会話は普通の女性同士のとなんら変わりなく、笑いが途絶えることはありません。 |
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| 身の毛がよだつような岩峰の頂点、狭い針の先に2人で立ちます。こんな状況下でも会話はごく一般的「太っちゃったら二人で立てないわね・・・エヘヘッ」とこんな感じ。 |
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| 映画「劔岳」では臨場感を出すためいっさい空撮は行いませんでしたが、こちらは逆に空撮ばかりで臨場感を出しています。 |
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| もちろんそれぞれは比較するべきものではなく、それぞれの観点から見るべきモノなのでしょう。映画にはドキュメンタリーにはない人間関係を表現する面白さがあります。 しかし映画が100%本物に近い部分を求めているとすればどうしても気がかりな場面も出てきます。 |
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たとえば「劔岳」のここ、称名滝下流の沢を渡るシーンです。 手前に浅瀬があるのに、わざわざ深い所を腰までつかり難儀して通過しています。沢歩きではこんな渡り方しませんよね。 |
| 自分は素人であるがゆえにゆっくりと末永く「楽しむ」登山や滝行を続けてゆきたいと思いました。 |