| 後 記 セピア |
![]() |
| 写真を習っていると必ず出てくる言葉です。講習で興味を持つと同時にどんな色なのかよくわからないためルーツを調べた事がありました。 セピアは元々イカの色や変化を意味した言葉(ギリシャ語ORラテン語)です。 新鮮なイカの褐色、またバターいためをした際出てくる紫色の液体、黒いスミ。かつて筆記用具メインだったペンのインクはセピアとよばれ原料はイカスミでした。作曲家、文学者、政治家もイカスミを使い後世に作品や記述を伝えたのです。バッハやシェークスピアもイカスミの使用者でした。 真っ黒なイカスミは紫外線にあたると脱色し茶、褐色、時には紫に変化をします。欧米の古い印刷物を見るとそれがわかります。そこにはまるで脱色を楽しむかの文化があります。モノクロ写真の退色もこのような文化の一環かもしれません。 日本近隣では古来から墨(炭をにかわで固めたもの)を使います。この顔料は変化しないので黒が退色しない文化になります。 そういえばアジア人黒髪に対して西洋人は脱色の髪色、こんなところにも文化の違いを感じますが、もっとも最近ではアジアでもヘアカラーで脱色を楽しむ文化ですね。 イタリアで考案されたイカスミのパスタは日本でも話題になりました。黒いものを口にする事はなかったので無理もないことです。しかし西欧ではちょっと違った驚きだったようです。身近なイカスミが食材になったのはごく当たり前の事で、それよりも黒いまま胃袋に入ってしうのはセピア色への変化を楽しめないからです。この辺は日本人には理解しがたい感覚かもしれません。 |
| 沼ノ窪では夕方に差し掛かっていたせいか西日の影響であたり一面セピア色に感じました。 枯れた茎や草の色、褐色のザゼンソウ。 |
![]() |
![]() |
土はイカスミのような黒土です(白いのは霜)。 こんな光景を見ていてセピアを勉強したときを思い出した次第です。 |
| ならばこんなのもありかと作ってみました。 八間山のイカの頭をイカワタの色で「塩辛の色」。 最後は自分本位のこじつけでした <(_ _)>。 |
![]() |