滝を見下ろしたときの「見かけ」と実際 090910(木)


般若滝の写真測定は簡単に記せました。それは地形図をごらんになっていただくとわかりますがイロハ坂の測定位置と般若滝は偶然にもほぼ同じ標高だからなのです。


しかし実際の滝遠望では見下ろす場合がほどんどです。

角度が付くと縮小された「見かけ」になるのでこれを頭に入れておかなければなりません。

ではどれくらい縮小されているのでしょうか?

例えば一番縮小された場合は真上から見た時で(仰角90度)落差は全く見えないわけです。



*ここでは滝壺(C)を中心に小規模な滝を見下ろしています。落口(A)や滝中間点だとちょっと複雑になってきますので・・・特に落差のある滝だとなお厄介な計算になりますのでそれは後ほど記します。
滝(青線)に対して黄色の補助線を引き直角三角形を作ります。

この黄色線が「見かけ」になり三角関数計算により縮小率がわかります。


滝を1として「見かけ」がどれだけ縮小されるかの比率です。角度は仰角です。 60°- 0.500
45°- 0.707
30°- 0.866
20°- 0.940
15°- 0.966
10°- 0.985
05°- 0.996


「見かけ」に対して実際の落差がどれだけの比率かを記してみます。 60°- 2.000
45°- 1.414(√2)
30°- 1.155
20°- 1.065
15°- 1.035
10°- 1.015
05°- 1.003
10°以下は考慮しなくてもほぼ問題なし 
20°前後は微妙なところ 
30°以上は確実に考慮しなければならない。まあこんなところでしょうか。もっとも30°以上の見下ろしはは絶壁に近いですからね。



見かけから実際の落差を求める公式です。
見かけ=y 

実際の落差=x 

仰角=θ



余談
冒頭、測定地と般若滝は同じ標高と記しましたが、実際はやや滝を見下ろす感じに見えます。何故なのでしょうか?

個人的な考えなのですが地形図の標高って道路の高さを入れてないのでは、と思います。道路は地面より数m、場合によっては数十m高くなっているのが通常ですからね。現段階ではあくまで推測なので今後の課題にしておきます。