滝幅測定のアイテム 090801(土)

先日、吾妻の鳴瀬不動滝に行った際、あの形は落差や斜辺より幅を表記する方が見る側にとって滝の大きさがわかりやすいと思いました。



幅を算出するには水平角度を測る必要が出てきます。

図のように青線の長さと角度を測れば滝幅が計算できます。また滝までの距離(赤点線)も計算できる事もわかりました。滝にはレーザーが当てられないのでありがたい事です。

レーザー測定器を吟味している時水平角度が測れるTruPulse360という機種も検討しましたが、これは磁気によって方位角を測るため精度が+-1度と微妙、そして何よりもお値段で挫折しました。

そこで以前から考えていた市販の分度器による計測を再び復活させてみました。きちんと固定すれば+-1度の精度は出ると思ったからです。



分度器は木片に貼り付けてあり、木片はワンタッチで三脚から脱着できるよう加工しました。

家周辺でのテストでは幅は2%以内の誤差で算出できる事がわかりました。これなら十分許容値です。

単純に90mを1度測り間違えても1mの誤差です。きちんと固定してあれば十分出せる精度です。


何よりも軽量コンパクトなのがいいです。細かい目盛りを読むのは辛いですがコンパスについている小さな拡大鏡を使えば十分読み取れます。


テスト後「群滝90選」をパラパラっとめくってみました。対象は嫗仙の滝、浅間大滝、黄金の滝・・・意外と幅を知りたい滝って少ないです「う〜ん」。

でも邪魔にならないし斜めの角度も測れるのできっと活躍してくれると期待しております。